不登校と高校受験について

中学生で不登校になり、本人も親も最も心配するのが高校進学です。中高一貫の学校や私立の学校などを除けば中学生には高校受験という試練がやってきます。他の生徒と同じように学校に通っていても多くの生徒が苦労する高校受験は不登校の生徒にとっては絶望的なものになります。
実際には中学校で不登校を経験したから高校受験は無理だというわけではありません。願書を提出する際に、不登校の原因が何であったのかなどを記入した紙を高校に提出することで考慮してもらうこともできます。不登校の理由には様々な原因があり中学校の教師の対応が原因の場合もかなりあります。その為一定期間の不登校に関してはそれほど大きなハンディにはならない場合が多いのです。
しかしながら、不登校生徒はなかなか家庭で学習を進めることが難しく、学習塾や家庭教師で補っている場合もありますが多くは学習につまずいてしまい、それが高校入試では大きな障害になる場合が多いのです。通常の高校入試では中学校で学習した内容が問われるので、中学校入学以前や中学校の途中の段階で学習がストップしてしまうと、そこから全て自力で学習することはかなり難しくなります。
また多くの高校では面接試験が行われるために、対人恐怖などを抱えている生徒にとっては外へ出て行くことが難しいため、大勢で一斉に試験を受けたり集団で面接を受けたりすること自体に恐怖を覚えてしまい高校受験を難しくする場合もあります。
現在では多様な高校が存在し通信制の高校なども多くあるので、中学校で不登校を経験している場合には、カウンセラーや関係機関そして教師と連携を密にして不登校をしている本人にとってどのような高校に進学するのが望ましいのか等受験の可能性などを良く吟味して進路を決定していく必要があります。実際には環境が一変することで新しい人間関係を築いたり、不登校の自分を知らない仲間や同じ経験をした仲間と出会ったりすることで不登校が大きく改善される場合も多くあるので、不登校であっても状況を良く見極めて高校受験を考えることが大切です。